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NFT市場の未来予想図:可能性と課題

Bykojo

2月 21, 2023 #未来像, #NFT

投稿日:2023年2月21日 最終更新日:2023年2月21日 記事制作:kojo

NFT(Non-Fungible Token)は、暗号通貨におけるブロックチェーン技術を利用して作成されるデジタルアセットです。大手サービス会社を使っての発行か自分でプログラムを組んでの発行になります。私は、OpenSeaを選んで自分の画像を証明しています。

NFTへの関心が急速に成長する理由

それぞれの立場で、NFT魅力を感じているからです。5つの視点で進めます。

製作者視点

 本来、デジタルデーターは複製が簡単にできるので価値のないものとしてみられてきました。写真で言うなら、フィルムで残された映像には価値があって、デジタル写真はメモのようなもので価値がないものといった具合です。一点ものではなく、どんどん複製されるものという観念です。そのデジタルデータと暗号通貨を結びつけることで、画像の取引履歴をカスタマー間で共有して、再販を可能にして、その上再販時に製作者にも利益配分が行われるという画期的なシステムが出来上がりました。自分が撮った写真のデーターだということ、自分が作ったイラストだということを自分で証明できるのです。

購入者視点

 同時に、そのデジタルデーターの所有者であることも証明できます。デジタルデーターを購入しても買ったデーターが保証されるから、再販が可能になるのです。

暗号通貨発行者視点

 暗号通貨発行者にとっては、暗号通貨を売ったり買ったり頻繁に行われると通貨と法定通貨との交換価値バランスが安定しません。暗号通貨をNFT化して長期保有してもらい、法定通貨への持ち出しまでのプロセスを広くするのです。暗号通貨単体での取引より、安定するのです。流動資産の固定資産化というプロセスをNFT作成者に託したのです。

NFT市場への参入者に対するサービス提供者視点

 暗号通貨に紐づけられたNFTを展示、販売するギャラリーやNFTを持つものだけがサービスを利用できるデジタルサービスなど、様々なものが出現しました。ネット上のといいますか、サーバー上の土地のような仮想空間をランドと行って売り出して、自らの作品や収集品を展示させるスペースとしています。VR空間とNFTと考えると、まだまだ改善の余地があります。VR空間は狭くて人がウヨウヨしているか、ガラガラか、人がこないような状況に見えます。自己の表現の場として使えるスペースを確保しておく程度でいいかと考えます。

写真をNFT化してプロフィール写真とする私の視点

 自画像でNFTを作り、Twitterのプロフィールに使っています。Twitterブルーにサブスク入会すると6角形のアイコンになります。プロフィールNFTを将来的におすすめする活動を始めました。自分が提供できるsービスと、NFTを関連付けて考えました。プロフィル自画像NFTに関しては別のホームページを作っています。

NFT市場の可能性

デジタルアセット所有権の確立によるコンテンツ制作者の収益化

NFTの本質は、独自のデジタルアセットを作成し、所有権を確立することができることです。これにより、デジタルアセットのオーナーは、それが唯一無二であることを証明できます。NFTは、アート、音楽、動画、ゲームアイテムなど、さまざまな形態のデジタルアセットに使用されます。

未来展望として、NFTは、デジタルアセットの所有権と取引の透明性を向上させるための重要な技術となる可能性があります。また、NFTの普及により、デジタルコンテンツの所有権がより明確になり、コンテンツ制作者の収益化が改善されることが期待されます。

さらに、NFTの使用は、現実世界でも応用される可能性があります。例えば、NFTを使用して、不動産の所有権や証券の発行を証明することができるようになる可能性があります。

NFT市場の課題

 NFTの未来には課題もあります。NFT市場には多数のデジタルアセットが存在し、その中には品質の低いアセットも含まれます。NFTの価値は、市場における需要と供給によって決まるため、需要がないアセットは価値が低くなる可能性があります。

 NFTの使用には、環境に与える影響についての懸念があります。ブロックチェーン技術は、多大な量のエネルギーを消費するため、エネルギー効率の改善が求められています。昨今のようにエレルギー原価が高くなるとサービスの自体需要に追いつけなくなる可能性も否定できません。

 AIの台頭も懸念されます。AIでの画像作成とクリエーターの作品の区別がつかないとなると、一緒に価値が低下するか、一緒に価値が上がるか。そんな未来が予想されます。AIの画像とのコラボレーションや、自分の作品のライブラリーから機械的な合成を試みての作品作りも可能です。時代を一歩先行くセンスが必要です。このページで記事をご覧のみな様は、消費者ではなくて製作者側として関わる必要があると信じます。

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