投稿日:2023年7月19日 最終更新日:2023年7月19日 記事制作:kojo

人物を撮る時、大切なのは人物と背景の対比。屋外なら絞りを開いて人物にピントを合わせて背景をぼかすといい。室内でも同じ。違うのは光源。屋外なら太陽の位置に注意を払い、室内なら室内灯とストロボを自在に操って自分の好きな光を作り出す。ストロボが太陽だと思って撮影するといい。
set a light 3Dを使っての説明
写真の撮影に関する記事を書く中で、set a light 3Dというソフトを使っています。このソフトはライティングのシュミレーションソフトです。国産ストロボメーカーの営業をしていた経験からの記事もこのソフトウエアを使うことで説明しやすいのです。
ドイツのシュトットガルトの会社、elixxier社の商品でストロボライティングのシュミレーターです。
このソフトを使う目的=ストロボライティングの練習と記録とAi作画の参照画像作成、クリエイティビティの解放など様々な可能性
別売りプラグインで3Dモデリングデータの読み込みができます。ノーマル版でも画像データーを読み込んで独自性のある写真撮影ができます。様々な撮影例など特化した私が作っているサイトもご覧ください。【set a light 3Dストロボ撮影教室】撮影力×ネット広告ナビ

屋外での撮影
太陽の位置
メインの光源が太陽であることを認識します。どんな場所でも、太陽の位置と背景とモデルの位置関係を考えます。太陽の光がカメラ位置の上方にある時の光を順光といいます。順光は影が出にくい特徴があります。その位置から左右にある状態の方が被写体の細部に影ができて、立体感を強調することができます。また、逆光になるようにして手前をレフ板やストロボによる補助光で補い撮影することもあります。
カメラの設定
絞り優先にします。そして、どんな写真が撮りたいのか決めます。
背景までピントの合っている写真→絞りの値を大きくする→焦点距離が小さい値の広角を選ぶ→遠く

被写体だけにピントが合っている写真→絞りの値を小さくする→焦点距離が大きな値の望遠を選ぶ→近く

ピントが手前から奥まで合っている写真は、絞って広角で離れるほどピントが合います。ただ、離れると撮りたいものが小さくなってしまうので人物には当てはまりません。また、広角は遠近感が強調されるので被写体の形、モデルさんの顔の形が変形するので注意が必要です。ポートレートの場合には35mmくらいまでの広角で足の長さを強調したり、躍動感を出す撮影が可能になります。
背景をぼかして被写体に目線を誘導したいポートレート撮影では、中望遠から望遠で絞り値を少なくして撮影することが多いです。望遠で明るいレンズは高価なものです。200mmでF2.8のレンズは人物撮影には欠かせません。85mmのF1.4あたりも欲しいレンズです。でも、持っているレンズの最大限を目指すなら、できるだけ解放(F値が少ない数)にして近くによって撮影することで背景をぼかすことができます。
あると便利なアクセサリー
携帯用のレフ板とストロボです。自然界で一番強い光は太陽の光です。今までの撮影経験の中でレフ板は効果があります。折りたたみ式の大きめの角形のレフ板があると便利です。丸いレフは携帯性は優れていますが取り回しに苦労します。そして、ストロボです。クリップオンタイプのストロボがあると逆光の時でも暗い部分を補うことができます。影と明るい部分が混在する場合でも、ストロボを発光すると効果があります。
ロールレフはサンテックさんのロールレフがいいです。
クリップオンタイプのストロボのおすすめはプロフォトです。
ストロボは接点の形状やシステムがカメラメーカーによって異なるため、持っているカメラメーカーのものを購入する必要があります。ハイスピードシンクロも可能で、ドーム型のディフューザーが柔らかな光を演出する特別なストロボです。
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